09羽場の春宮氏



春宮氏

茲ニ羽場城主 柴河内守氏清孫 柴宮太郎長氏 民間ニ降リ筑摩郡洗馬郷長興寺ニ入道ス
嫡子 次郎長英 民間ニ降リ王居出村羽場ニ居住 姓ヲ春宮ト替 春宮次郎長英ト改メ圡民ノ崇敬ニ依 地頭役トナリ十二疋ニテ百姓トナリ

天文年中
[1532-1555] 王居出村地頭 春宮次郎長英
永禄二
[1559] 己亥年 甲劦武田氏領地ノ時 春宮庄左衛門長重


管理人訳:
羽場城主、柴河内守氏清の孫、柴宮太郎長氏が民間に降り、筑摩郡洗馬郷の長興寺で仏門に入った。
嫡子の次郎長英は民間に降り、王居出村の羽場に居住。姓を「春宮」と変え、「春宮次郎長英」と改め、地元の人々に崇敬されていたので地頭役となり、百姓となった。

1532年〜1555年 天文年中 王居出村地頭 春宮次郎長英
1559年 永禄2年 己亥の年 甲州武田氏の領地の時 春宮庄左衛門長重(己亥→己未か?)

※赤字は管理人が加えた注釈や西暦など