草野の古城

草野の古城 所在地:辰野町小野

『伊那の古城』篠田徳登より  昭和39〜44年執筆

草野の古城

 にえ川村村境まで一里三十町十四間、と村誌にある。押野部落の北、五百米位の小山の上に、草野の古城という城址がある。山頂にほぼ円形の平地があり、わずかな堀あとと、土塁のあとが残っている。草野氏の堡(とりで)という。木曽に対しての防塁か。

 この谷から流れ出す川、休戸川が小野川と合流するところを長橋という。ここに関所があったらしく木戸口とか木戸脇とかいう地名が残っていたそうだ。

 ここの松の家という酒屋さんの家は、藤村の「夜明け前」に出て来る家で、資料が沢山残っている。[p8]


関連項目:たのめの里小野神社・矢彦神社合地の宮・合図の宮上田城・畑ヶ中川鳥城草野の古城小野の東山道