11春宮氏と古田村の柴氏



春宮氏と古田村の柴氏

當春宮家ハ(柴)(春宮)両姓用来

天文十年
[1541] 二月 柴河内守氏清ノ二男 柴氏大夫信純 仝郷古田村ニ分地 小城築ク
夫ヨリ柴城ト号ス
柴氏之大夫信純ト改メ古田城主タリ
御旗印ハ丸ニ柏
御幕印ハ丸ニ柴ノ字

天正二
[1574] 戌年四月 甲劦武田勝頼ノ軍勢 木曽攻ノ時古田城責メ来リ
茲ニ氏之太夫信純ノ子 柴兵衛尉信照ニ至リ落城ニ依リ浪人
郷内崇敬ニ依リ手習師匠トナリ

 

管理人訳:
1541年 天文10年2月、柴河内守の二男、柴氏之太夫信純が同村の古田村に分地され、小城を築城した。
「柴城」と呼ばれる。
柴氏之太夫信純と改め、古田城主となる。
旗印は「丸に柏」
幕印は「丸に柴の字」

1574年 天正2年戌の年4月、甲州の武田勝頼の軍勢が木曽を攻める時、古田城も責めた。
この為、氏之太夫信純の子「柴兵衛尉信照」は落城のため浪人となり。地元の崇敬を集めていたので手習の師匠となった。


管理人考:
手習い師匠=寺子屋の師匠・先生。習字を教える師匠・先生。



※赤字は管理人が加えた注釈や西暦など